インプラントのしくみメリットデメリット術前検査

インプラントと痛み


インプラント手術の際には局所麻酔を施すため、手術中に痛みを感じることはほとんどありません。
しかし、インプラントは切開手術であるため、多少の腫れや痛みを感じる方は多く、手術後に痛みが全く起こらないという保証はありません。
そのため、手術後の麻酔が切れた後に痛みを感じる方は多いようです。

この痛みに関しては個人差がありますが、中には、2~3日ほど痛みが続く方もいるようです。
術後に痛みがあったとしても、ほとんどの場合、数日程度で治まりますので、特に心配する必要はありません。
また、手術後に痛みを感じるのは、手術そのものの失敗、感染症が原因となっていることもあります。
術後4~5日たっても痛みが続く、あるいは、術後に激痛を感じるのであれば、すぐに歯科医師に相談することをお勧めします。

近年は、歯科の衛生管理は徹底しているため、手術に用いる道具は滅菌処理がなされています。
そのため、衛生管理が悪いことが原因である可能性は低いでしょう。
それから、インプラント手術後に歯を強く磨くことで、歯や歯茎を傷つけてしまい、痛みが起こることもあります。
手術後は、正しい方法で歯磨きを行うようにしてください。

そして、インプラント後間もない時期に、辛いものなどの刺激物や固いものを食べたり、アルコールを摂取すると、インプラントに問題が生じることがあります。
さらに、手術当日の入浴は、血行が促進されるため、インプラントを埋め込んだ部分の出血や腫れが起こる原因となります。
それから、タバコを吸うと、手術後の傷が塞がりにくくなるため、腫れや痛みが長引いてしまうことが多くなります。

タバコは歯周病発生の原因となるなど、さまざまなトラブルを起こしますので、インプラント前後には禁煙しなければなりません。
特に、術後の食事や生活については医師から指導があると思いますので、医師の指示をしっかり守ることが大切です。
なお、術後1週間ぐらいに定期検診があると思いますので、どんな些細なことでも気になる点があれば医師に相談するようにしましょう。