インプラントのしくみメリットデメリット術前検査

インプラント後のかみ合わせ


歯の噛み合わせが悪いと、頭痛や肩こりなど、さまざまな体調不良の原因となります。
歯を失うことで噛み合わせが悪くなると、姿勢が悪くなったり、骨格や免疫機能にもダメージを与えてしまいます。
インプラント治療により、歯を取り戻し、噛み合わせを良くすることで、食事を楽しめるようになるばかりではなく、健康を取り戻すこともできるのです。

そして、インプラントを長持ちさせるためには、毎日のブラッシングなどの自己ケアだけではなく、噛み合わせを調整することも大切です。
そのため、インプラント手術の際には、土台を埋め込んだ後に、噛み合わせをチェックし、顎がスムーズに動かせるかどうか、しっかり確認します。
そのうえで、人工の歯を被せ、さらに噛み合せを調整していきます。
インプラント後に噛み合わせの調整をしっかり行うことで、発音にも問題がなくなり、固いものもしっかり噛めるようになります。

それから、インプラントで噛み合せが良くなることで、美容にも高い効果を発揮します。
インプラントを埋め込むことにより、口元が美しくなるため、自然に表情もにこやかになり、見た目の印象も若々しくなります。
しかし、インプラント手術が終わり、噛み合わせを調整したからといって、それで終わりではありません。
インプラント後の定期検診においても、随時噛み合わせをチェックし、調整しなければなりません。
というのは、顎の骨の状態は年齢と共に変化していくため、噛み合わせに問題を生じることも多いからです。
噛み合わせが悪い状態のまま、インプラントを使用し続けると、インプラントが摩耗し、寿命も短くなってしまいます。

また、残っている天然の歯に悪影響を及ぼすこともあります。
そのようなことにならないためにも、身体の変化に合わせて、適宜インプラントを調節することが必要です。
インプラントには耐久性の高い素材を使用しているため、かなり長いこと持たせることができますが、そのためには、定期的なメンテナンスを怠らないことが大切です。